年明けの納税ラッシュと法人化のメリット
うちの決算は毎年12月に設定しているのですが、年明けから納税ラッシュでした。会社を経営されている方はご存じかと思いますが、法人税は決算から2ヶ月以内に納税しなければなりません。また地方法人税も同じ決算から2ヶ月以内と決まっています。その他にも、「法人住民税」「法人事業税」「消費税」「源泉所得税」「源泉住民税」など様々な納付が発生します。個人事業主時代から考えたら信じられないくらい納付額が多くなるのですが、法人にするメリットはそれなりにあると思っています。
クレジットカードで納税できることを知る
うちも事業内容自体は個人事業主時代と大した変化はありませんが、法人化したことにより取引先が大きく変わっていきました。一つは個人事業主時代は相手にされなかったような企業さまと取引を始めることができたり、WEBサイトから事業に関する問い合わせをいただいたりと思いもしない形に多くの方々との繋がりを持つことができました。そんなこんなで、法人化するメリットはありますがそれにしても支払額の増え方に頭を悩ませることも多くなりました。そして、何か良い納付方法はないものかと考えていると時に、インターネットで税金をクレジットカードで納付できることを知ってしまったのです。
クレジットカードでの納税メリットとデメリット
確かに個人事業主時代は保険などもクレジットカードで支払いをしていましたが、法人ではクレジットカードでの納付はできないという固定概念から、「クレジットカードで税金を納付する」という選択肢を見失っていました。そこで、すかさず税理士さんにインターネットで税金をクレジットカード決済で納付できるか相談することに。税理士さんの回答はもちろん「できる」というもので、早速手続きをしてもらうことにしました。教えてもらった納税サイトに行き手続きを進め無事納税できました。
国税 クレジットカードお支払サイト
https://kokuzei.noufu.jp/
クレジットカード納税の手数料問題
しかし、不思議なことにクレジットカードで納税できたはできたのですが、なんと税金とは別に手数料が取られるのです。一般的な解釈としては、クレジットカードが使える加盟店は商品代と別に手数料を徴収してはいけないことになっています。むしろ加盟店違反になる可能性があるはずなのです。とはいえ、もちろんわかっていますよ。お役所だけ特別扱いをされていることくらい。なので特別文句を言いたいとも思っていませんが、世の中の不条理だなぁとしみじみ思った次第でした。
納税方法を選ぶポイント
しかし、たとえ手数料を取られたとしてもクレジットカードで納付できることのメリットはたくさんあります。24時間いつでも支払うことができること、実質の支払日を遅らせることができること、クレジットカードのポイントを貯めることができることなど、大きく3つのメリットを書きましたがクレジットカードで税金を支払うのに十分な理由になるのではないでしょうか。ただし、もちろんデメリットがあることも理解する必要があります。
経営者にとっての納税の意義
事業を拡大していく上で納税は切りたくても切れないものです。うまく付き合っていくという意味も踏まえて有効活用してみてはいかがでしょうか。最終的には、自分の経営資源やキャッシュフローを総合的に考慮して、最適な納税方法を選択することが重要です。全ての税目や地方自治体がクレジットカードでの納税に対応しているわけではないため、事前に調べておくことが大切です。また、税務署や地方自治体の窓口で相談や手続きを行うことも検討しましょう。経営者の皆さんが税金納付のストレスを軽減できる方法を見つけ、よりスムーズな経営ができることを願っています。