どんどん広がるデザインの世界!
僕たちの仕事はデザインが関わるものを全てに対象としています。とはいえ、主に取り扱っているものとしてはWebサイト制作やロゴ、名刺、チラシなどの各種デザインに加え、パンフレットやTシャツ、ステッカー、看板、内装工事など多岐に渡ります。
リモートワークで変わるデザイン業務
その多くの仕事はWebサイト制作から派生するものが多く、デザインが変わることでエンドユーザーが受ける印象が変わることを体験していただいたお客さまが中心になっています。そういったお客さまはリピーターとなっていただいており、長いお付き合いをしていただいている個人事業主さまや企業さまばかりです。
逆にお客様から「〇〇のようなものは作れないか?」なんて相談を受けることもあります。しかも、コロナウイルスの影響でリモートワークが発展したこともあり、オンラインミーティングにハードルを感じる企業さまも少なくなったことでより仕事がしやすくなったことは間違いない事実です。
AIとデザイナー、共存の時代へ
最近では、宮崎の企業さまから会社案内パンフレットを作れないか、と言うお問い合わせからキャラクターデザインやWebサイト制作のお話までいただくことができました。
うちは福岡に拠点を置いていますので、一回の訪問に対する経費はバカにできません。また、経費がかかるとなると訪問できたとしても回数が限られてきます。しかし、オンラインミーティングなら時間がありさえすればいつでもお打ち合わせができるので、クオリティを落とすことなく商品制作をすることが可能です。また、鹿児島の知人からは子どもたちのクラブチームで使う練習用Tシャツを作りたいというお話もいただきましたが、友人ということもありLINEでやり取りが完結してしまいます。
インターネットが普及しだしてから40年近くになりますが、たった40年で時代の移り変わりの激しさを感じました。僕は今年で40歳になりますが、ちょうどインターネットと同じ時間を過ごしてきたとすると、残りの40年でどれだけ社会が進化するのだろうとワクワクする反面、現在の高齢者を見ていると自分が70代や80代になった時に時代の流れについていけるのか不安を感じることもあります。
現在、インターネットの世界ではweb3と言われていますが、ブロックチェーンやNFT、AIなど新しい技術革新が次々と生み出されていっています。そして、僕らの仕事の中心である『デザイン』が時代の移り変わりにどのように迎合していくのかを考えていかなければなりません。最近では特にAIに注目が集まっていますが、すでにAIを活用して画像やイラスト、テキスト、Webサイト制作など様々なことができるようになってきています。
これらを使う側になるのか使われる側になるのかで、大企業や中小企業問わず会社の方向性は変わってくるのではないのでしょうか。うちは社員全員とは言いませんが、せめて僕はこれらを『使う側』に回りたいと思っています。そして、AIで代替できるものは置き換え、人間でないとできないことは今まで通り人間が仕事をするという棲み分けができる環境づくりをしていきたいと考えています。
人間にしかできないデザインの魅力
では、うちの仕事で考えた時にデザインに関することでAIでは『できないこと』というのはなんでしょう。現在の状況のみで話をすると対話する相手の感情を読み取ることではないのでしょうか。これは、どんな仕事でも大切なことですが、僕らの仕事ではお客さまが『どのような将来を考え、これからどのようなプロセスを踏んでゴールまで辿り着くのか、そして、お客さまが考えていることと市場のニーズとの紐付けをすること』が大切だと考えます。
未来のデザイン業界を見据えて
一見AIでもできそうな内容ですが、『ヒアリング力』が大切になる作業のため、対話が大切になるためAIがもう少し進化するまで、この部分は人間が行うべきだと思います。また、デザインには文化や時代背景が関わってきますので、それらを理解し、反映させることもAIには難しいかもしれません。
さらに、お客さまとのコミュニケーションを通して生まれるアイデアやインスピレーションは、AIがまだ捉えきれない部分です。人間同士の感性が交差することで生まれる独創性は、デザインの世界では非常に重要です。
とはいえ、AIの技術が日々進化しており、僕たちが想像しない速さで成長していくことでしょう。それ故に、うちのようなデザイン会社は、AIとの共存・共生を追求し、人間が持つ独自の価値を見つめ直すことが重要です。そして、お客さまに寄り添いながら、時代に適応するデザインを提供し続けることが求められているのではないでしょうか。
最後に、僕たちがこれから目指すのは、AIと人間がお互いの強みを活かし、より高品質なデザインを創造することです。そのためにも、新しい技術やトレンドに対応する柔軟な姿勢と、人間だからこそできる感性やコミュニケーション力を大切にしていきたいと思っています。
今後も、お客さまのニーズに応えられるよう、時代の変化に柔軟に対応し、デザインの世界で新たな価値を創造していくことを目指してまいります。どうぞ、引き続き宜しくお願い致します。